Claudeモデルの選び方
Fable 5 / Opus 4.8 / Sonnet 5 / Haiku 4.5 ── 具体的に何が違う?
Claudeの4モデルは同じ“脳の系統”の大小・世代違い 。選ぶ軸はシンプルに 知能(自律性)・速度・コスト の3つ。
上ほど賢く高価・遅め、下ほど速く安い。迷ったら Sonnet 5 (既定)でOKです。
① 一覧で比較
価格は100万トークンあたり(入力/出力)。2026年7月時点。
モデル ひとことで 得意・使いどころ 速度 コスト(入/出) 文脈
Fable 5最上位・Mythos級
いま最強・最も自律的
品質が絶対で、長時間の自律作業を“組んだ” 時に真価(長い無人実行・大きな作業単位)。素の置き換えなら Opus の方が費用対効果は上。
標準
$10 / $50
100万
Opus 4.8高性能
難問に効く本気の一手
多段の推論・複雑なコード・濃い分析など間違いが高くつく仕事 。多くの現場で費用対効果が良い“実質フラッグシップ”。
やや遅い
$5 / $25
100万
Sonnet 5標準・既定 ★
大半の業務の最適解
知識作業ではOpus 4.8 に肩を並べつつ低コスト 。日常の資料作成・分析・コーディングの主力。迷ったらこれ。
速い
$2 / $10※8/31まで・以降 $3/$15
大
Haiku 4.5高速・低コスト
速く・安く・大量に
仕分け・一次対応・大量処理・下書き。1世代前なら Sonnet 級の値段が必要だった品質を、この速さ・安さで。
最速
$1 / $5
20万
「入 / 出」って何? = 入力トークン / 出力トークン の単価(100万トークンあたり)。
入 =あなたが読ませた分 (指示+資料+会話履歴)、出 =AIが書いて返した分 。
文章を“生成”する側が重いので、出力は入力の数倍高い のがふつう(例:Fable 5=入 $10 / 出 $50=5倍)。
つまり「長い資料を読ませる」より「AIに大量に書かせる」方がコストは効きます。
② いつ、どれを選ぶ?
難しい/失敗が許されない仕事
→ Opus 4.8
品質が絶対+自律フローを作り込む
→ Fable 5
大量・高速・低コストで回す
→ Haiku 4.5
③ Fable 5 と Opus 4.8、実際どう違って見える?
「使っていて差が分からない」── それ、正常です。差が出る場面が限られているから。
😐 差が出にくい(=ふだんの使い方)
短い単発プロンプト、ステップごとに指示する対話、1関数のリファクタ、仕様の決まったアルゴリズム、単一ファイルの機能追加。この領域は Opus 4.8 でほぼ頭打ち なので、Fableの上積みが見えません。
🔥 差が出る(=Fableの独壇場)
複数ファイルにまたがる大リファクタ/モジュール境界をまたぐデバッグ/第一原理でのアーキ判断/長時間の自律実行 (計画→実行→自己レビュー→反復を監督なしで継続)。SWE-Bench Pro は Fable 80.3% vs Opus 69.2%(11pt差) 。
カギは「作り込んだ自律フロー 」。ファイルにメモを残して自己改善させると、Fableの伸びは Opus の約3倍 という報告も(長い研究タスクを36時間で他社の4日相当まで、等)。逆に素のOpusパイプラインにFableを差し替えるだけでは差は出ません 。だから普段 Opus / Sonnet で足りるのは正しい判断。「長い・大きい・またぐ・任せきる」仕事だけ Fable に回す のが正解です(Fableは約2倍の価格)。
Fable 5 と Mythos 5 の関係: 中身は同じモデル 。Fable 5 =安全装置(分類器)つきの公開版、Mythos 5 =安全装置を外した承認パートナー限定 版(一般利用は不可)。
Fable 5 は、サイバー・生物化学などの危険分類に触れた時だけ自動的に Opus 4.8 が応答します(全体の5%未満)。
“モデル選択”とは別の軸: 画面には「思考レベル(例:高)」や「高速モード」もあります。これは同じモデルで、どれだけ熟考させるか/速さを優先するか の調整。
まずは Sonnet 5・思考レベル標準 で十分。難しい時だけ上のモデルや「高」に上げる、という使い方が実用的です。
まとめ:
賢さ順に Fable 5 > Opus 4.8 ≒ Sonnet 5 > Haiku 4.5 、
速さ・安さは逆順 。
ただし Sonnet 5 が知識作業で Opus に迫るため、
実務は Sonnet 5 を軸に、難所だけ Opus / Fable、量産は Haiku ── これが基本の型です。
↑